SUPにライフジャケットは必要?義務?マリンツアーガイドが教える!ライフジャケットの重要性とは?
SUPやカヤックしたいけど
水が怖い、子供が心配。そんな方へ!
ライフジャケット知っていますか?
浮き輪と比べて安定性があって着ていれば沈むことがないので
1度使うととても安心感がありますよ!
今回の記事では現役インストラクターがライフジャケットのあれこれについて基本から簡単にまとめていますよ!
Contents
ライフジャケットって?
救命胴衣、ライフベストと呼ばれることも。
専門的にはPFD、パーソナルフローティングデバイス(Personal Floating Device)と言われます。
ベストを羽織ると海に浮かぶ出来る物です!
ライフジャケットを着た人の
頭部を海上にあげるように作られています!
海の上で仰向けになると頭だけは
必ず浮いていて波に揺られてとても気持ちいです。
どんな種類がある?
シュノーケル用
シュノーケル用はベストタイプに股ベルトがついています。
立って泳いだ時にもライフジャケットがずれないような設計です。
上半身からおへそ下まである大きめで、浮力が高くて胸から上まで浮くタイプが多いですね!
サイズなどの詳細はこちら
カヤック、SUP用
カヤックやSUP用のライフジャケットは肩周りがスッキリして
丈もおへそより上と小さめに設計されています。
パドルを操作するので、肩の動きを邪魔せず
体を捻ったりするので丈を短くして動きやすい設計です!
サイズなどの詳細はこちら
その他のライフジャケット
ライフジャケットといってもシーンによって
様々なタイプがあります。
・肩掛けタイプ
・ベルトタイプ
・ポーチタイプ
・自動膨張タイプ
・手動膨張タイプ
それぞれ目的に応じて使用しやすく、スタイル・シーンによって選択が可能です。
救命胴衣との違いは?船舶は義務化。
小型船舶安全規則第53条に規定される救命胴衣の規定↓
- 誤った方法で着用されないように作られたものであること。
- 浮力 7.5kg以上(体重 40kg未満の小児用は浮力 5kg 以上、体重 15kg未満の小児用は浮力 4.0kg以上)
- 非常に見やすい色のものであること
- 顔面を水面上に支持できるものであること
- 笛がひもで取り付けられていること
※国土交通省ホームページより引用。
ライフジャケットとの違いは船などで着用する緊急時のゴツいやつがイメージしやすいですかね?
オレンジなど目立って大きいものが救命胴衣となるようです。
船舶などではライフジャケット、救命胴衣は義務化されている。
遵守事項違反(船舶職員及び小型船舶操縦者法)として行政処分も課されるようになりました。
SUPでライフジャケットはいらない?義務なの?
船舶で義務のライフジャケットですが、カヤックやSUPは推奨レベル。
動力源のないカヤックやSUPではミニボートに分類されて着用は推奨されるとのこと。
義務ではないが、付けた方がいいということでしょう。
SUPやカヤックでは基本的にそれ自体が浮力体なので、溺れるなどの心配はないと思いますが、
やはり自然相手のスポーツなので、危険はつきものです。安全のために必要。
SUPから落ちた時の解説↓
SUPやシュノーケルにおすすめのライフジャケット
オーソドックスなタイプは
ジャケットタイプです!
バックルを止めて
カラダに固定するもので
一番流通しているものです!
目が離れやすい
小さいお子さんに着させていると安心。
旅行など持ち運びに便利なライフジャケット
最近は膨らませるタイプもあります!
これはコンパクトにたためて便利
自宅での保管に向いています!
ただし、岩にこすりつけたりすると
穴が開く危険性があるので、扱いに注意ですね。
釣りや船に乗る際に人気なライフジャケット
腰につける釣り用のタイプもあります。
こちらは見た目がスッキリ
おしゃれですね。
ただし、海水浴やシュノーケルの場合は
固定が甘くて泳ぎづらいので
オススメしません。
釣りや海水浴でジャケットタイプなどと
使い分けてもいいかもしれないです。
保管方法
使用後は必ず真水で洗いましょう。
洗ったあとは風通しのいい
日陰などで乾かしましょう。
海水がついたままだと
布や繊維が硬くなってしまいます。
今シーズン使ってそのまま放置
来シーズン使おうとすると
カチカチになってバックルがしまりづらい
なんてことがありますからね。
海の危険生物
基本的に知識がない場
私はマリンツアーガイドを5年ほど行っていますが
クラゲに刺されたことはありません。
イソギンチャクを誤って触ってしまって
病院で抗生剤をもらったことがあります。
〇クラゲ
カツオノエボシ、ハブクラゲなど
基本的にクラゲを見つけたら触らない
クラゲは潮の流れによってビーチにやってきます
群れる習性があるので、たくさんいる場合があるので
落ち着いてゆっくりと離れましょう。
〇イソギンチャク
私はウンバチイソギンチャクに
刺されたことがあります。
間違えて触ってしまったためです。
イソギンチャクは毒を持つ種類が多く
基本的には触らないで下さい。
〇ゾエア(プランクトン)
海から上がると、蚊に刺された後の様に
赤くはれて、チクチクしたり、痒くなることがあります。
カニやエビなどの小さなプランクトンが
皮膚に触れるとよく起こります。
水で流すか、痒みが収まらない場合は
かゆみ止めなどを塗るとイイですね。
海でパニックになると危険性が
何倍にも膨れ上がります
まずは落ち着いて深呼吸!
安全で楽しい海LIFEにしていきましょー!