【SUP初心者向け】目線の重要性3選!現役ガイドが解説


サップ始めたけどうまく漕げないんだよねー。何か原因があるのかなー。周りに詳しい人もいないしなぁ…。

はいさい。オキナワンサップです。沖縄のサップ店で年間に1500人以上の方にサップレクチャーをしています。
今回はサップ初心者あるあるの目線の間違いについての解説です。目線が下になるとバランスが取れなくて進まない、落ちてしまうことが頻発します。
最後まで記事を読むことで格段にサップが上達して楽しくなりますよ!
Contents
結論
目線が下を向いているとバランスが悪くなり、落ちやすくなる!
サップなどバランス系の競技は自転車と感覚が似ています。基本的に目線は行く方向に向けて前方を意識することが大切です。バランス系は体が覚えるまで多少時間はかかりますが、覚えてしまえば体が勝手に反応してくれるようになるので、ぜひ下記の内容を参考にしてみて下さい。
目線が悪いとバランスが取れない理由3選
バランスをとろうとすると足元を見てしまうが、それがバランスが悪くなる原因。
目線が下を向くと腰と膝が曲がる

サップ初心者はバランスをとろうとして足元を見る方がほとんどです。しかし、人のカラダの中で1番思いのが頭です。頭が下がると腰と膝が連動して曲がるので前かがみの姿勢となります。
頭の重みで前方の揺れも大きくなると同時に、後ろへ体重がのりやすくなるので尻もちをついて転ぶことも増えます。
視野が狭くなり、自分の姿勢が分からなくなる

下を向いていると、足元とボードしか視界に入っていません。自分のカラダが曲がっているか分からなくなってきます。ボードは不安定なので少しの重心のズレで大きく揺れ始めます。ボードの上に真っ直ぐ立つことが重要です。
綱渡りに似ていますが、前を見てバランスをとるイメージです。前を見ることで周りの景色がわかるので自分のカラダが曲がってくると景色も変化するので、自分の姿勢の変化に気づきやすくなります。
悪い姿勢の詳しい解説はこちら
行きたい方向を見ないと進めない

説明してきたようにサップ初心者の目線は足元などに集中してしまいます。目線が下になるとどこに進んでいるかも分からなくなってきます。ターンしたり、左右に曲がったり行きたい方向を見ていないとその場でくるくる回ったりします。
自転車や車の運転に似ていますが、目線が手元になって進む方向、曲がる方向を見ていないと徐々に逆の方向に歪んで進んでしまったりします。行きたい方向をみることはとても重要です。
良い目線とは?
行きたい方向を見て背筋を伸ばす!

頭・体幹の重心が両足の間にあるイメージ。頭が上から真っ直ぐ引っ張られてるイメージ。とにかく姿勢を正しくすることが大切です。

頭・体幹・腰が真っ直ぐ伸びることでボードの上に真っ直ぐ乗ることが出来ています。もし足先、ふくらはぎなどが10分ですぐに疲れる場合はバランスが安定していない。目線が悪い場合があるので、写真を撮ったり、動画をとって姿勢をチェックしてみましょう。
サップの基本の漕ぎ方の解説はこちら
目線の修正方法
ニーパドル(座って漕ぐ)で前方を見る。

座って安定した姿勢で前を見る意識をすることも大切。準備運動や練習の時に前を見ることを体に覚えさせましょう。早くこいだり、左右曲がったり、しっかり前を向きましょう。

行きたい方向を決めて進むことも目線を上げる練習になる。建物や木など行く方向の目印を決めます。そこに向かって漕いで行くと目線が安定します。姿勢も曲がったりすることが少なくなるので安定して進むようになります。
まとめ
・目線が下を向くと腰と膝が曲がる
重心が後ろになり尻もちをついて落ちたり、頭の重みで前にバランスを崩す。
・視野が狭くなり、自分の姿勢が分からなくなる
足元とボードとしか見えないとカラダが曲がってるのが分からなくなる。
・行きたい方向を見ないと進めない
進行方向を見ていないとその場でくるくる回ってしまう。
サップなどのバランス系の運動は自転車に似ています。背筋を真っ直ぐにして姿勢を正して行きたい方向を見るのが基本です。少し意識を変えるだけで今よりも確実にサップが楽しくなりますよ。