サップ中に雷に打たれたらどうなる?
はいさい。オキナワンサップです。
沖縄のサップ店で年間1500人以上にレクチャーを行っています。毎日毎日海に通っているとコンディションが悪い日もあります。
大雨や雷に遭遇されたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はサップ中の雷の危険性について解説しようと思います。
Contents
結論
やはり雷は超危険なのです。詳しく解説します。
海に雷が落ちるとどうなる?
海は通電率がとても高いです。雷が落ちた瞬間に四方八方に電流が流れます。おおよそ半径30mに広がるそうです。
25mプールくらいの近さに落ちれば感電する恐れがあるということですね。
海は通電率が高いため、表層に伝達していき、海中にはほとんど通電しないそうです。
また雷は高い建物や山などに落ちることが多く、海に落ちることは少ないそうです。海の塩が雷を発生させる積乱雲の成長を妨げているからという研究結果などもあるそうです。
とはいっても完全に落ちないわけではありません。
サップ中に雷に打たれるとどうなる?
もしもサップ中に雷に打たれれると感電死します。
海には建物など高いものがないのでサップしている人に落ちる可能性もあります。
人に雷が打たれる確率は100万分の1と言われているそうです。世界中で1000人が雷によって死亡するとも言われているそうです。
かなり稀なケースですね。
日本での雷被害者は年間平均20人みたいです。
ダイビング中はどうなる?
先ほどもお伝えしましたが、海は伝導率が高く表層で四方八方に散るので海中は感電しないそうです。
ダイビング業界では有名な話ですね。なので潜っている人は安心なわけです。
シュノーケル、サーフィン、サップなど表層にいる人が危険なんです。
過去にあった雷の事故
- 1987年8月5日 高知県東洋町生見海岸 6人が死亡、1人重軽症
- 2005年4月3日 福岡県志摩町の野北海岸 1人死亡、1人重軽症
1987年の高知県の事故では30人ほどのサーファー集団に雷が落ちて1人は感電死、5人は気絶したあとに溺死したとのことです。その日は早朝から豪雨でサーフィン中には雷鳴も聞こえていたそうです。
2005年福岡ではサーフィン大会が予定されていましたが、悪天候により中止となっていました。数名が残ってサーフィンをしていたところに雷が落ちて亡くなった方がいらっしゃいます。
どちらの事例でも雷鳴が聞こえている悪天候の中でサーフィンをしていて、陸に逃げた方もいらっしゃったそうです。生死の境目は陸に逃げたかどうかが1番大きいでしょうか。
雷があった際はどうやって身を守る?
基本的には海から逃げることです。雷の速度はとてつもない速度で避けることは不可能です。悪天候になりそうと分かった時点で陸に上がるようにしましょう。
高い建物、車など避難できる場所があれば急いで隠れましょう。
ヤフー天気アプリなどの雨雲レーダーを入水前にチェックしておけば雨雲の有無、進む方向、雷が発生しているかどうかなど簡単に知ることができます。必ずチェックしておきましょう!
以前にヤフー天気アプリの使用方法について解説しています→こちら
自然相手では慢心が命取りです。常に危険があるかもしれないという心構えが必要です。安全に楽しく遊びましょう!
まとめ
・海にも雷が落ちる
・サーフィン中に雷に打たれて死者が出る事故も起きている
・ダイビング中の海中には雷の影響がない
・雷鳴が聞こえたら直ちに陸に避難しよう!
・ヤフー天気アプリなどを利用すれば雨雲や雷の海を簡単に知ることができます。
怖い話ばかりになりましたが、気をつけて楽しい海LIFEを送りましょう!